アルバム『Ⅰ ミズキ』より  5-4曲目.....『ふとした仕草』より  森の小道を巡り巡って


 




アルバム『Ⅰ ミズキ』より



5-4曲目.....『ふとした仕草』より

      森の小道を巡り巡って

使用楽器(音源)

 ☆ピアノ

 ☆チェンバロ




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森。深い森。深淵の森・・・。底しれぬ程深い、奥の、また奥の、そのまた奥へ・・・。

音楽の森・・・人それぞれ、心が心底共鳴して揺すぶられる、深い森の中にある自分だけの音楽のかたちがあるでしょう。私にとってそれは、幻想であり神秘、静逸。美しさ。



エレクトリック・レディランドでLED ZEPPELINのライブ映像上映...あの、『レッド・ ツェッペリン 狂熱のライブ』のことです ...があり、ドリンク代500円だったかを払い入場して、貴重な、動くLED ZEPPELINを脳裏に焼き付けるように、しっかりと観たものでした。

別に日には、ここでZEPのコピーバンド、シナモンのライブがあり、それも観に行きました。バイオリンの弓があります。と、いうことは、<幻惑されて>がセットリストにあります。



<限りなき戦い>。Ⅳの3曲目。またⅢの<フレンズ>、『フィジカル…』の<ブロン・イ・アー>と同様、ZEPのアコースティックギター物には不思議な、いや異様な魅力のある曲が多くありますが、私は特にこの<限りなき戦い>には惹かれました。幻想さ、神秘さ、異様さ、孤高さ・・・この曲はまさしく私にとって深い森の音楽のひとつです。



このエルの近くにあった....と思います....中古レコード屋さんで、ジャケットがあまりに良かったのでとにかく買ってみた輸入盤LPが、ヘルダーリンのファーストアルバム『HÖLDERLINS  TRAUM』1972年作品でした。

B面1曲目...Erwachen。他のどれよりも群を抜いて存在しているこの曲は、まさしく深い森の、更なる向こう側まで誘ってくれるような幻想さ、神秘さに満ち溢れた曲です。

もう一つ、ヘルダーリンの不思議な魅力は、曲に対するアコースティックギターのアルペジオ演奏です。非常に幻想的で、ぐいぐいと深く引き込まれる魔力があり、あまりに惹かれすぎて、もはや私の血肉となっております・・・曲の伴奏、間奏をどうするかと思案する際、知らず知らず出て来るのがヘルダーリン式伴奏・・・のような意味です。

コウマスのThe Helald曲中のギターソロ時のアルペジオもこれと同種なため、やはり非常に惹かれてしまいます。



同じくドイツ勢で、ファウスト。そのファーストアルバム。これは友達のお兄さんから変わっている音楽ばかりのLPを10枚ぐらい借りた中の1枚。ほかはスロッピング・グリッスルの『Heathen Earth』、ザ・レジデンツの『Mark of the More』、非常階段『六蔵の奇病』、ユニヴェル・ゼロの『Heresie』...ジャケットは現在の車いす黒メガネ写真のとは違います。フューの『Phew』。ホルガー・シューカイ『Movies』。・・・思い出せない・・・。

ファウストは特に気に入り、当時売っているLPを徐々に買いました。・・・・1st『Faust』、2nd『Faust So Far』、4th『Faust Ⅳ』、+α『The Last LP』の4枚です。

特によかったのが1stより1曲目<Way Don't You Eat Carrots>。これはまさに魔術、降霊術の音楽、というか、わざとドキュメンタリー風にした怪奇幻想の音楽。2ndより<On the Way to Abamäe>と3rdより<Giggy Smile>。この2つの小曲は神秘、幻想、静寂の、私の最も好む部分ととても重なり、これも血肉となっております。



ケイト・ブッシュ

国内盤で発売されていたと思います。後追いで1st『天使と小悪魔』,2nd『ライオンハート』。以降は新しく発売されて購入した3rd『魔物語』。4th『ドリーミング』。

幻想メインで思うと1stからはアルバム1曲目<Moving>5曲目<少年の瞳を持った男>。趣のある録音状態ゆえか、元々幻想性が高いのに更に増して魅力が出ています。

2nd・・・メドレーのような1,2,3曲はまさしく幻想曲ですが、幻想真実度からすると<Oh England My Lionheart>の方が真実味があると感じます。3rdも同じ傾向で<死者たち>、<少年の口づけ>も同様とても幻想的な曲ですが、ラストの<Breathing>の方が真実味が高いと感じます。


この感覚は、例えばジョンの<ハッピー・クリスマス>とポールの<ワンダフル・クリスマスタイム>。

まず先に言っておきますが、私にとってビートルズはバッハと同様この世で最も好きな作曲家です。その中でジョンとポールの好み比率は3.5対6.5と、私自身の感性はポールの生み出す曲にとても惹かれております。値のはるブート・アルバム購入に関しては圧倒的にポールばかり。特に1976年『Wings Over America』時期のブートライブ。そして、あればスタジオ盤アルバムのアウトテイク物。つまり触手が動くのはポールの方ばかり、という立場です。


その中で、リリース年度は全然違うものの世の中に発表されたジョンとポールそれぞれのクリスマス曲。

ジョンの方は1971年とかなり先に発表されており、多くの所で耳にしており、一方ポールの方は1979年です。当時、唯一"この曲”だけはポールの作品で初めて聴いた時感じたのが、芸術家から生み出されたのが<ハッピー・クリスマス>。天才的最高級プロフェッショナル職人が作りあげたのが<ワンダフル・クリスマスタイム>という感覚です。


・・・出てきた作品にその違いは目には見えません。そこにどれだけ真実味を感じるか、だけです。


話戻って、上記3作品はどれも幻想性が非常に高いのですが、今までの段階を遥かに超えて出てきた4th『The Dreaming』。幻想真実度がレッドゾーンを振り切ってしまったかのような、これはしっかり聴きこむほど精神になにがしかの影響が及びかねない、思ってしまうような作品です。

幻想でいえば<Houdini>。ただ、幻想を外した真実度でいえば、どれも凄まじいものばかり。自分の好みで<Pull Out the Pin>。聴きやすい<ガッファにて>。




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 ダウンロードファイルについて


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★midi音源 1.....Studio Oneにて完成した曲をmidi形式で引き出したもの

★midi音源 2.....midi 1では、各パートが同じ音しか出ないため、midi 1をSinger Song Writer MMSを通して各パートそれぞれの音が出るようにしてから再度引き出したもの

★楽譜 1.....上のmidi 1を、Finale NotePadから楽譜にしたもの

★楽譜 2.....上のmidi 2を、MuseScoreから楽譜にしたもの



ここでは上記のファイルを、クリックしてもらえればGoogleドライブ画面が開かれ、右上のダウンロードマークよりダウンロード出来ます。



☆M5-4.....森の小道を巡り巡って             ★Studio One .mid..........終了しました

☆M5-4.....森の小道を巡り巡って             ★SSW MMS.mid..........終了しました

☆M5-4.....森の小道を巡り巡って             ★FinaleNotePad.pdf..........終了しました

☆M5-4.....森の小道を巡り巡って             ★MuseScore.pdf..........終了しました




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